住まいの知識:太陽光発電設備について

ファミリー向けの住まいについて 住まいの知識として、太陽光発電設備に関しての概要、設置におけるチェックポイントなどを交えながら説明いたします。住宅に太陽光発電設備を導入する事例が増えており、既存住宅に太陽光発電パネルを設置する工事もそれに伴って増加傾向にあります。新築住宅においては設計段階から太陽光発電設備の重量や雨漏りに関する対策を事前に検討することが出来ますが、既存住宅に設置する場合には様々な内容について検討が必要になり、場合によっては太陽光発電設備を設置する意味がないケースも存在します。まず設置に必要な条件としては十分に太陽光を受けられる面積が確保できるかどうかが最重要項目となります。近隣建物の影や、屋根の角度や面積などにより発電効率が悪ければ設置する意味がなくなりますので、諸条件を入念に確認する必要があります。

構造面におきましては、既存住宅には元々太陽光発電パネルを屋根に設置する条件で設計されていることはなく、そのパネルの重量と既存住宅の屋根の構造や耐荷重を確認した上で、設置しても問題ない安全性が確保されて初めて設置することができると判断されます。その他にも風の圧力によってパネルが飛ばされないかどうかも検討する必要があり、台風や竜巻などの被害についての対策が重要となります。また、漏水に関しても太陽光発電パネルを取り付けたことにより雨水が浸入してしまう事例があるため、止水性をどのように確保するのかを十分にチェックしなければなりません。このように既存住宅に太陽光発電設備を設置するには様々なハードルをクリアしなければ設置することが出来ませんので、十分に注意し検討しましょう。

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